野菜や果物を効果的に食べれるスムージーにデメリットはあるのか?
有名女優がダイエットに成功したこともあって、知名度が高まり大人気となっているのが「グリーンスムージー」。最近ではコンビニでも取り扱っていますね。
パセリ、小松菜、ほうれん草といった葉野菜と果物をミキサーして作るので、野菜や果物の栄養素を余すことなく美味しく食べれて良い事づくしです。
野菜や果物を手軽に食べれるスムージーではありますが、デメリットがあることも知っておく必要があります。
どんなデメリットがあるのでしょうか?
液状で消化吸収されやすいスムージーに慣れてしまうと・・・
スムージは野菜や果物をミキサーで液体状にするので、一度にたくさんの野菜果物を食べることができます。
しかし、野菜や果物をふくめ一般的に食べ物の状態は個体であり、人間は古来からそれらを食べ続けてきました。ミキサーで液体状にして食べ始めたのはつい最近のことです。
一見問題ないように思えるのですが、見方を変えて体の消化器官からの視点で考えてみましょう。
食べるときには、食物を口に入れて「噛んで」食べています。この「噛む」という行動にヒントがあります。
噛むことによって、消化器官は「さぁ、これから食べ物が入ってくるぞ」ということで消化の準備に入ります。
また、噛むことによって口の中では唾液が分泌され、噛み砕かれた食べ物が唾液と混ざって消化器官に入っていきます。
唾液には、食べ物をスムーズに体内へ取り込む役割と同時に、食べ物の消化を助ける役割もあるのです。
ご飯(ライス)を噛むと甘く感じますが、これは唾液によって米のタンパク質が「ブドウ糖」に分解されているからなのです。
スムージーはミキサーで液状にしているので、口に入れた後は飲み込むだけです。
固形の野菜や果物であれば、噛んで唾液と混ざった状態で、消化準備に入った胃に運ばれるのに対して、スムージーの場合は消化を助ける唾液がない状態で胃にいきなり入っていきます。
消化器官からしてみれば、本来は個体である野菜や果物が急にたくさん入ってくることになります。消化器官は消化準備を整えていないので、栄養成分の消化吸収に戸惑うのです。
また、消化器官は固形の食べ物を消化するために「蠕動(ぜんどう)運動」といって収縮運動を繰り返す動きをするのですが、最初から液状のスムージーにはその必要があまりありません。
腕や足の筋肉をあまり使わなかったら筋力が衰えていくのと同じように、消化器官の筋肉も液状の食べ物に慣れてくると衰えてしまうのです。
適切に食べれば効果的
スムージーのデメリットを見ると「食べないほうがいいのか?」となりそうですが、そんなことはありません。
ビタミンやミネラルを豊富に含む野菜果物を丸ごと食べるスムージーは健康美容に最適な食品です。
熱を加えたり加工することによって、野菜や果物が本来持っている栄養素が無くなってしまうことがあることがあるのですが、スムージーは生の野菜果物をミキサーした後にすぐに食べるので栄養満点なのです。
適切な食べ方としては、1日3食ともスムージーにするなど極端な食べ方ではなく、朝だけスムージーにするとか、忙しくて料理する時間がない時などに食べるといいでしょう♪
私は、仕事の帰りが遅くなった時にスムージーを飲んでます。電車降りて、スーパーで野菜とフルーツ買って、家に着いたらミキサースイッチオン!
休日のお昼にパスタとスムージーという組み合わせも多いですね。
